数字の部屋
2010.03.18
石川遼の昨年の移動距離は?
知らない町を歩いてみたい~♪ 温かい人情ときれいな景色。それに美味しい料理。ツアープロはうらやましい。いろんな所で美味しいものをたくさん食べているんだろうな。
「何を言ってるの。ツアープロほどハードな仕事はないわ。プレッシャーのかかる試合が終わったらすぐに移動。毎週その繰り返しで、夏を迎える頃にはどの選手もクタクタよ。そんな生活、夜遅くまで飲み歩いて、翌日は机の前で舟を漕いでいる誰かさんには絶対にできっこないわね」
ツアープロは体力勝負か。ところで、選手たちの移動ですが、彼らは1シーズンでどれくらいの距離を移動するのでしょうね?
「当然のことながら、活躍している選手ほど移動は多くなるわね。何しろ、活躍の場は日本だけじゃないわけだから」
となれば、やっぱり石川遼くんだ。昨シーズンの移動距離を調べてみよう。
昨年、遼くんは29試合に出場している。そのうち7試合が海外だ。遼くんの細かな足跡まではわからないけれど、開催された試合順に計算していくと、移動距離は少なくとも約8万6,000キロ!
「赤道の長さが約4万キロだから、1年間で地球を2周以上したことになるわけね」
いやあ、途方もない数字です。日本国内の試合だけをみても、1万4,000キロあまりを移動しています。北海道から沖縄まで、日本の長さは約3,000キロだから、これを行ったり来たり2往復以上していることになる計算です。
「そのうえ、移動手段は飛行機とは限らないわ。力を出し切った試合の後、長時間をクルマで移動ということもある。ましてや海外の試合では、時差の影響もあるだろうから、その体力と精神力は並外れたものに違いないわ。どう、それでもツアープロがうらやましい?」
そんな生活、1日ゴルフをやっただけで、足腰が痛くなるボクには到底できそうにありません。それに帰りの道路渋滞もいやだし。
「わかればよろしい」