僕のマグノリアレーン

2014.12.12

【第185回】
季節に応じたマネジメントを!

僕のマグノリアレーン

マスターズを目指してゴルフに夢中な日々を送るジャーナリスト・上杉隆とレッスン担当のプロゴルファー・中井学。今週は、冬場に陥りがちな飛距離ダウンとその対策法を紹介します。

厚着をすると飛距離が落ちる人は
実は“手打ち”になっている証拠!

上杉 う~っ、寒いっ。なんですか、この寒さ。

中井 急に寒くなりましたよね……。冬ゴルフもオツなものですが、さすがにこれからの時期は布団から出るのが辛いです。

上杉 それもそうですが、冬ゴルフのなにがいやかって、飛距離がガクッと落ちることですよね。

中井 ふふふ、上杉さん。実は、プロは冬ゴルフでも飛距離はほとんど落ちないんですよ。

上杉 またまた~、見栄はっちゃって。厚着をすると、カラダが回らなくなるじゃないですか。カラダが回らなければクラブの運動量も減る、イコール、飛距離が落ちるに決まってます。

中井 厚着をすると「カラダが回らなくなる」のではなく「腕を動かしにくくなる」んです。つまり、厚着をすると飛距離がガクッと落ちるという人は、それだけ手打ちになっている、と言えます。

上杉 むむむ……墓穴を掘ってしまった。

中井 まあ、自分の状態が分かるのはよいことです。それに、たとえ飛距離が落ちたって、スコアを作ることは可能ですから。

夏場と冬場の飛距離が変わるのは当然
それを踏まえて対策を練ろう

上杉隆
[写真]このトップの型が夏冬にできると思うなよ!?

上杉 なんとなく、冬のゴルフはハーフ2、3打悪くなるような印象がありますが――。

中井 それは飛距離のせいではなく、マネジメントの問題ですね。多くのアマチュアは、冬場に飛距離が落ちるにも関わらず、夏場の距離でゴルフをしています。たとえば残り120ヤードのときに、夏場に気持ちよくフルスウィングしたときを基準に番手を選んでしまう。そりゃ、届きませんよね。

上杉 ぎくっ。

中井 届かない→届かないはずがない→力む→曲がる……この負のスパイラルに陥った結果、ハーフ2、3打悪くなるのです。

上杉 思い当たるフシがあるにもほどがありますね。でも、本当にプロは飛距離が落ちないんですか?

中井 もちろん、まったく落ちないわけではありません。昨日のゴルフでは、ふだんキャリーで160ヤードの8番アイアンが、153ヤードでした。およそ5パーセント減といったところでしょうか。

上杉 下手するとドライバーの飛距離が5パーセント分どころか5番手分くらい減る気がしますが……。

中井 あと、冬はクラブを替えるという人がいますよね。シャフトを軟らかくしたり、軽くしたり。シャフトはしなりにくくなりますから、ひとフレックス軟らかいシャフトを使うのは、私も賛成です。しかし、軽くするのはやめたほうがいい。

上杉 ん? どうしてですか?

中井 クラブって、軽ければ軽いほど手打ちになりやすいんですよ。なので、手打ちになりやすい冬場に手打ちになりやすい軽いクラブを使うのは愚策。むしろ、重くしたほうがいいんです。しかも、重くするのは軽くするのに比べてカンタンです。

上杉 あ、そうか。鉛を貼ったり?

中井 正解です! ウッドならソールの、アイアンならバックフェースの真ん中あたりに鉛を貼ってみる。振り心地が変わって気持ちが悪ければ、今度はシャフトとグリップの境目に、同じ重さの鉛を貼る。これだけでクラブはほんの少し重くなり、シャフトはほんの少ししなりやすくなります。冬ゴルフを苦手としている方は、ぜひ試してもらいたいですね。

 

飛距離が落ちるということは、なにか理由があるということ。その原因と季節に応じた飛距離を知ることが、実はスコアアップの一番の近道になる!? ということで来週も、目指せ、マスターズ!



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