僕のマグノリアレーン

2014.10.10

【第179回】
皆さん、“しなり”を感じてますか?

僕のマグノリアレーン

マスターズを目指してゴルフに夢中な日々を送るジャーナリスト・上杉隆とレッスン担当のプロゴルファー・中井学。今週は、意外な“あのクラブ”を使って、シャフトのしなりを感じるドリルを紹介します!

シャフトがしなれば“間”が生まれ
ヘッドが加速し飛距離が伸びる!

上杉 中井プロ、お願いがあります。

中井 なんでしょうか。

上杉 ゴルフ雑誌などを読むと、プロたちが「上達するにはシャフトのしなりを感じることだ」と口を揃えて言ってますよね?

中井 ええ、私もそう思います。しなりを感じるということは、スウィングに「間」があるということですし、フェース面方向にシャフトをしならせることは、ヘッドを加速させ、ボールをつかまえるために、要は飛ばすためには必須ですから。で、お願いとはなんですか。

上杉 カンタンです。シャフトのしなりを感じられるようになる道具を出してください。

中井 上杉さん、私はド○えもんではありません。

上杉 似てるじゃないですか、体型的には。

中井 似てません。仕方ない、道具はありませんが、しなりを感じるためのスペシャルドリルをお教えしましょう。

上杉 言ってみるもんですね~、で、どんなドリルですか?

中井 では、まずドライバーを用意してください。

上杉 ハイ。

中井 ボールをティアップしたら……アプローチしてみてください。

上杉 ちょっと待った! 中井プロ、私はアプローチのコツが知りたいのではなく、スウィングの神髄に迫りたいんですけど。

中井 アプローチだって立派なスウィングですよ。それに、シャフトのしなりを感じようと思ったら、ドライバーでアプローチするのが一番近道なんです。

上杉 いったいどういうことですか?

アプローチでもしなりは
十分に感じられる

上杉隆
[写真]「しなり道」は奥が深いぞ

中井 「どうやったらもっともしなりを感じられないか」を考えると、分かりやすいと思います。いちばんシャフトのしなりを感じられないスウィング、それは、

1.グリップをガチガチに固め

2.マックスの力加減で

3.ドライバーを大きく振りまわす

スウィングです。シャフトのしなりを感じられないという人は、多かれ少なかれこのようにスウィングしていると思ってください。

上杉 ぎくっ。

中井 シャフトのしなりを感じるには、その逆をやればいいわけです。そのためには、アプローチがいちばん。アプローチは飛ばす必要がないからグリッププレッシャーも自然にゆるくなるし、手に力も入らないし、スウィングもコンパクトになります。

上杉 でも、アプローチじゃそもそもシャフトのしなり量が少ないんじゃないですか。

中井 いえ、そんなことはありません。14本の中でいちばん長いドライバーは、本来もっともしなりを感じやすいクラブ。アプローチでも、十分にしなりを感じることができます。しなりを感じられないとしたら、まず疑うべきはグリッププレッシャーです。クラブをしっかりとホールドできる範囲で、できる限りゆるく、軟らかく握ってみてください。力を抜いていく過程の中で、「これがしなりか!」と感じられる瞬間が出てくるはずですよ。

上杉 なるほどな~。たしかに、フルショットだとしなりを感じる余裕もないですね。

中井 上級者やプロの場合、パターのシャフトでもしなりを感じますよ。そのしなりを嫌って、あえてカーボンシャフトのしなりが少ないものをチョイスする選手もいます。

上杉 お、思ったより奥が深いですね、「しなり道」は……。

中井 そうですね。しなりを感じることができ、しなりを味方につけることができれば、ボールをつかまえてコントロールしたり、筋力や体格以上に飛ばすことができたりと、ゴルフがワンランク上にいきますからね。このテーマは今後もっと深めていきましょう!

 

“しなり”を感じるには、フルスウィングが基本かと思いきや、意外や意外。しならない原因を探るには、一番易しいクラブで、より“しなり”を感じやすいアプローチが適しているという。原因さえ分れば、飛距離もグンと伸びるハズ! ということで来週も、目指せ、マスターズ!



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