僕のマグノリアレーン

2014.09.19

【第177回】
アドレスには時間をかけない!

僕のマグノリアレーン

マスターズを目指してゴルフに夢中な日々を送るジャーナリスト・上杉隆とレッスン担当のプロゴルファー・中井学。今週は、「ゴルフのときだけナイーブ」になりがちな上杉から見る、ティショットミスの原因を検証していきます。

アドレス時だけセンシティブな上杉
みなさんもそんな経験はありませんか?

上杉 386ヤードのパー4……風は軽いアゲンスト。右サイドのOBだけ注意して……よし、打ちますよ!

中井 ハーイ。

上杉 ……今まさに、250ヤード先のフェアウェイに向けて、軽いドローボールで……そのためには手とカラダを一体化させ、トップは極力コンパクトに……。

中井 ……ちょっと上杉さん、ブツブツ言ってないで早く打ってください。ていうか、ハッキリ言って構えに時間がかかり過ぎです。

上杉 ギクッ。最近、どうもスムーズに動き出せないときがあるんですよね。

中井 上杉さんは、「ゴルフのときだけナイーブ」、「構えたときだけセンシティブ」と言われていますからね。

上杉 なんて失礼なことを言うんですか。

アドレスで完全停止してしまうと
手とカラダが一体化できなくなる

上杉隆
[写真]アドレスをしている時、“無心”になることも必要な技術

中井 ともあれ、上杉さんに限らず、とくにティショットでアドレスしたまま固まってしまうゴルファーは多くいます。俗にいう「お地蔵さん」ってやつですね。僕はこれを、“構え過ぎのミス”と呼んでいます。

上杉 構え過ぎのミス! なるほど、言い得て妙ですね。

中井 プロゴルファーで、始動の前に完全に静止してしまう人はまずいません。いるとすれば、それはドライバーにかなり深刻な悩みを抱えたプレーヤーと言えます。アドレスで完全静止してしまうのは、壁にピタッと背中をつけたのと同じ状態だからです。

上杉 どういうことですか、それ。

中井 壁に背中を付けたままでは重心移動ができませんから、動かせるカラダのパーツって腕くらいなんですよ。だから、ゴルフでいえば必然的に手でクラブを上げる状態になってしまう。

上杉 テークバックの始動の段階で手だけが動いてしまったら、手とカラダを一体化させることができなくなる――ふふふ、私もこれくらいは分かります。

中井 その通りです。そのまま手だけでクラブを上げて、トップからいきなり腰を切る。その結果クラブが開いてスライスする。

 

意外と多い、ティショットで固まってしまう“お地蔵さん”ゴルファー。ミスの原因のひとつはそこにあったのだ! 週末、そんな視点でゴルフしてみたら、一気にスライス球が減るかも!? ということで来週も、目指せ、マスターズ!



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