僕のマグノリアレーン

2014.08.22

【第173回】
セカンドショットを想定した練習をしよう

僕のマグノリアレーン

マスターズを目指してゴルフに夢中な日々を送るジャーナリスト・上杉隆とレッスン担当のプロゴルファー・中井学。今週は、ローリー・マキロイに見る、セカンドショットの精度をあげる方法を伝授します。

マキロイの強さの秘訣は
「セカンドショット」の精度にある!

中井 先週は、リッキー・ファウラーに見る、ゲームプランの重要性についてお話しました。

上杉 「次に打つ場所のライ」を考えて打つってことでしたよね、たしか。

中井 その通りです。ティグランドで「とりあえず生ビール」みたいなノリで「とりあえずドライバー」を手にした結果、ナイスショットを打ったにも関わらずセカンド地点は極端な左足下がり。そんな経験をしたことの人は多いと思います。

上杉 たしかに、コース図をチェックせずにとりあえず打っちゃう人って多いですもんね。自慢ではありませんが、私もそうです。

中井 ……もったいないんだよなぁ、ホント。ゴルフでなにが悲しいかって、「ナイスショットをミスにしてしまう」ことほど悲しいことはないんです。今日イチのドライバーが飛び過ぎて池に入ったら、目も当てられませんからね。

上杉 ふふふ、甘いですね、中井プロ。「飛び過ぎて池に入る」が意外と嬉しかったりするのが、我々アマチュアゴルファーというもの……。

中井 では、ここから先はあくまでスコアにこだわるゴルファーの方に向けてお話します。ともあれ、ファウラーはそのようなミスを避け、自分の立てたプランに忠実に、あたかもチェスをプレーするかのように一打を積み重ねた結果、メジャー4試合ですべてトップ5以内という偉業を成し遂げました。

上杉 たしかに、すごかったですね。

中井 そして、絶好調のファウラーの前に二度立ちふさがった男、それがローリー・マキロイでした。彼のゲームプランは、ファウラーに比べて若干シンプルであるように見えました。すなわち、「ティショットで飛距離を稼ぎ、ショートアイアンで確実に寄せる」です。

上杉 ……素晴らしいゲームプランですね。

中井 全英オープン17アンダー、全米プロ15アンダー。マキロイが連勝したメジャーの優勝スコアです。メジャーの舞台でこれだけバーディが獲れるのは、ひとえに彼のショートアイアンの精度の素晴らしさを物語っています。

上杉 ん? 「ドライバーの精度」じゃなくて?

中井 ドライバーもそうなんですが、やっぱりセカンドですよね。マキロイは、勝ったメジャー2試合で、もっともセカンドでピンに寄せた選手だったと思います。そんなマキロイを見習って、今週の僕からの提案を発表します。

アマチュアの2打目はFWかUT
練習すればマキロイに近づける!?

ローリー・マキロイ
[写真]ローリー・マキロイのようにセカンドショットをビシッと!

上杉 なんでしょう。

中井 セカンドショットの練習をしよう! です。

上杉 はい?

中井 いや、そのままの意味です。

上杉 中井プロ、練習とは練習場で行うものです。練習場にはティショットもセカンドショットもないじゃないですか。

中井 セカンドショットを想定した練習をしよう、ということです。言い換えれば、セカンドで手にする頻度の高いクラブを練習しましょうということでもあります。

上杉 マキロイのように、ショートアイアンの精度を高めようということですね。

中井 違うんですよ。一般的なゴルファーにとって、また、上杉さんのようなシングルクラスにとってもバックティからプレーする場合には、セカンドで手にする頻度が高いクラブはショートアイアンではなく、ユーティリティやフェアウェイウッドのはずです。

上杉 あっ、言われてみれば。バックティから回ると、どうしてもセカンドで170ヤード以上の距離が残りやすいですからね。

中井 「アマチュアはドライバーばっかり練習する」とよく言われますが、そんなことはなく、みなさん8番アイアンとかもよく練習しているんですよ。だからドライバーと8番アイアンの精度が突出して高かったりする。でも、実際のゲームを思い出してください。ティショットを打ったらセカンドはユーティリティ、サードショットはウェッジ。そういうケースが非常に多いことに気づくはずです。

上杉 そういえば、練習場でユーティリティやフェアウェイウッドを練習する人って、あんまり見かけないですね。

中井 でしょ? ビミョーに難しいから、あんまり練習したくないんですよ。それじゃあダメなんです。上杉さんも、読者のみなさんも、練習場では「セカンドショットの練習」をしっかり行うこと! それを徹底すれば、マキロイのようにチャンスをたくさん作るゴルフが身に付くはずですよ。

 

コースマネジメント力のあるリッキー・ファウラーに対して、「セカンドショット」を極めたことで連勝を重ねたローリー・マキロイ。アマチュアゴルファーにとってのセカンドは、ちょっぴり難しいFWとUTだが、そこを徹底的に練習すればマキロイのようになれるかも!? ということで来週も、目指せ、マスターズ!



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