僕のマグノリアレーン

2013.11.15

【第142回】
キホンのおさらい「ボディスウィング」

僕のマグノリアレーン

マスターズを目指してゴルフに夢中な日々を送るジャーナリスト・上杉隆とレッスン担当のプロゴルファー・中井学。今週も先週に引き続き、栃木県の西那須野CCからお届けします!

第1回から読む   バックナンバー

ムービーからコミックまで、
広がる「僕マグ」ワールド!?

中井 ここ西那須野ゴルフ倶楽部を舞台にしたレッスンが、「僕マグ」の動画版でも配信されはじめたみたいですね。

上杉 このWEB連載に、動画、さらには『ボギー』に掲載の漫画と、見事なメディアミックス。まさに、日本最先端のレッスンコンテンツと言っても過言ではないですね、この「僕マグ」は。

中井 いや~、早いものでこの連載も間もなく3年目ですからね。いろいろな展開があって、僕もうれしいです。というわけで、みなさんも是非、動画版の『僕マグ The Movie』をチェックしてみてください。内容は、この連載で2回にわたって説明してきた、「ダフらない」をテーマとしたレッスンです。

動画をチェックしたい方はこちら。『僕マグTheMovie 第8回』へ

上杉 ま、いつもの「カラダで振れ」というレッスンですよね。

中井 マンネリみたいに言うのはやめてください。カラダの動きだけでテークバックし、カラダの動きだけでそれを元に戻す。それはゴルフのキホンにして究極。僕の理論の根幹でもあります。よし、久しぶりに「カラダで振る」を徹底的におさらいしておきましょう。

上杉 いや~、「カラダで振る」って、言葉にするとカンタンですけど、聞くのとやるのじゃ大違い。意外と難しいんですよね。

中井 日本のゴルファーのみなさんって、本当にマジメなんですよ。

上杉 私を筆頭に。

中井 (無視して)だから、「ボディターン」とか「体重移動」といったことをすごく意識して、実践しようとする。でも、その結果、スウィングがおかしなことになってしまうんです。

上杉 そりゃおかしいでしょ! ボディターンはスウィングのキホンです。

中井 説明しましょう。ボディターンで振りましょうというと、多くの人は、カラダ全体を右に向けて体重を右に移動し、カラダ全体を左に戻すように振ります。その結果、カラダの重心までもが左右にブレてしまう。重心がズレるほどカラダを動かすので、前傾角度が崩れたり、伸び上がったりしてしまう。

上杉 ボディターンが過剰ということですか?

中井 そうですそうです。「カラダを回す」というと、胸が飛球線後方を向き、ベルトも同じ向きになるようなイメージを持つ人が多いのですが、そのやり方だと上半身と下半身に捻転差が生まれません。上下の捻転差を作るのがバックスウィングの主要な目的のひとつなのに、それではそもそもバックスウィングをする意味がない。たしかにカラダは動いています。しかし、これでは「カラダで振っている」とは言えないんですよ。

上杉 じゃあ、どうしたらいいんですか?

中井 ベルトの位置がほぼ正面を向いたまま、おへそを右に向け、左に向ける。これが、本当の「ボディスウィング」です。

体重移動は「起こすもの」はなく
「自然に移るもの」と考えよう!

142「カラダで振る」ことを意識し過ぎるとカラダの重心がブレてしまう(左)。ベルトの位置はそのままにおへそを右に向ける意識でテークバックしよう(右)
上杉 やってみます。うげっ。ベルトがカラダの正面を向いたままだと、動きがめちゃめちゃ制限されますね。これでは、テークバックが本来の半分くらいしかとれません。

中井 それでいいんですよ。ちょっと、そのまま打ってみてください。

上杉 (打つ)あれっ、なんですか、これは。むしろいつもより飛んでいる。

中井 ですよね。上杉さん、いま「カラダを大きく動かした」感じがしましたか?

上杉 全然。カラダの動きはいつもよりはるかに小さく感じました。その代わり、いつもよりはるかに動き自体がキツいです。

中井 それで、飛距離はいつもより出ている。なぜ飛んだかといえば、ベルトをカラダの正面に向ける意識を持ったことで上半身と下半身に捻転差が生まれ、それによりスウィング中の上下動がなくなって前傾角度が維持されたことで、シャフトがしっかりとしなり、効率よくボールにエネルギーを伝えられたからです。小さいけれど、キツく感じる動き。その感覚で正解です。

上杉 飛距離アップに欠かせないとされる「体重移動」も、ほぼしなかったように思うんですけど……。

中井 いやいや、十分体重移動していますよ。アドレスで左右均等に体重をかけ……というか何も意識せずに自然に立ったら、へその位置を右⇒左に動かす。その動きだけで、体重は左右に自然に移るモノ。意識する必要は全然ないんです。

上杉 なんか、物足りなく感じちゃいますね。

中井 みんな、「体重移動は起こすもの」だと勘ちがいしていますからね。体重移動は「起こらなければマズイもの」であるのは事実。しかし、それはカラダを左右に向けた結果として起これば、それで十分なんです。

上杉 ちょっと! 中井プロ。コレ、かなり本質に迫る話なんじゃないですか!? なんで今まで教えてくれなかったんだッ。

中井 教えてきましたよ……今まで何度も。上杉さんが聞いていなかっただけで……。

 

ボディターンについては、動画版の「僕マグ The Movie」でも説明していますので、是非チェックしてください。というわけで、来週も、目指せ、マスターズ!



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

運営会社 | プライバシーポリシー