僕のマグノリアレーン

2013.11.08

【第141回】
ボールの南半球を打て!

僕のマグノリアレーン

マスターズを目指してゴルフに夢中な日々を送るジャーナリスト・上杉隆とレッスン担当のプロゴルファー・中井学。今週も先週に引き続き、栃木県の西那須野CCからお届けします!

第1回から読む   バックナンバー

ボールの上にソールすると
なぜ、ダフらないのか?

141バンカーや洋芝の上からダフらないためには、ボールの上に"ソール"するのが有効という中井プロだが……

中井 さて、先週から西那須野CCを舞台にマスターズに向けたレッスンをお送りしております。

上杉 いいですね~。アメリカンスタイルの戦略的なコース。洋芝のフェアウェイ。そして千本松牧場の「飲むヨーグルト」。まさに、マスターズ対策には最高のコースです。

中井 「飲むヨーグルト」、お気に入りですね……。さて、先週もお伝えしましたが、洋芝のフェアウェイは、一般的な和芝のフェアウェイに比べてダフリの許される幅が少ないんです。

上杉 ナイスショットしたときはターフが気持ち良く飛んで最高に気持ちいい反面、ちょっとボールの手前にヘッドが落ちると酷いミスショットになりますね。実際、私の場合後者のショットが圧倒的に多かったわけですが……。

中井 そこで先週、ボールの上にソールするやり方を紹介しました。

上杉 あれは魔法のようですよ。ダフリ連発だったのが、ソールする位置を変えただけでナイスショットが連発できました。

中井 ボールの上にソールすることで、ボールの高さ分、すなわち4センチ分ダフりが許されるという説明をしましたね。

上杉 そこなんですよ、疑問は。4センチ分ダフリが許されるのであればダフることがないのは分かるんですが、むしろトップしちゃうんじゃないかと思うんです。

中井 まず前提として知っておいてもらいたいのは、いくらダフるといっても、「深さ4センチ」もダフることはまずありえないということです。たとえ30センチ手前にクラブが落ちたとしても、4センチも“掘り進む”ことはできません。

上杉 地面の抵抗がありますからね。そりゃそうでしょう。

 

地面との接地点ではなく、
ボールのジャカルタを打て!?

中井 つまり、ダフるといってもせいぜい2センチ程度までの話なんです。それでも飛距離を大きくロスしてしまうわけです。そこで、ボールの高さ分、すなわち4センチクラブを浮かせて上げることで、単純計算すれば4-2=地面から2センチのところにリーディングエッジが入ってくれるわけです。

上杉 ええっ、地面から2センチも浮いたところにリーディングエッジが入ったら、それこそトップでしょう!

中井 違うんですよ、これがまた。ボールの高さは4センチですから、ボールの中心線、いわゆる「赤道」は地面から2センチの高さにあります。多くのアマチュアは、地面から0センチの位置。すなわち、ボールと地面の接地面に刃を入れようとしているから、ダフるんです。実際は、ボールの赤道の下であれば、どこに刃が入ってもナイスショットになります。

上杉 う~ん、それならそうとボールの箱にそのように書いてくれればいいのに……。

中井 ここを知らない人は意外と多いんですよね。実際、プロゴルファーでもウェッジでロブショットを打つとき以外、ボールの真下、いわば南極の位置に刃を入れるのは難しいでしょう。

上杉 南極ではなく、せいぜいオーストラリアくらいを打てばいいんですね。

中井 インドネシアのジャカルタあたりでも十分OKですよ。

上杉 なんと! ほとんど赤道直下じゃないですか。

中井 間もなく北半球の日本は冬ですが、南半球は夏を迎えます。まさにボールの南半球は“ホットゾーン”ということです。

上杉 なるほど~。しかし、段々なんの話をしているのか分からなくなってきましたね。

中井 ともあれ、コースに出ると絶対に力むので、普段の練習場では意識的にトップ目に打つ練習をしておくといいでしょうね。高めにティアップしたボールをアイアンで打つ練習なんかも効果的です。力むとクラブは鋭角に入りやすくなりますから。

上杉 普段、一切の練習を行わない私の場合はどうしたらいいでしょうか? 南半球に行って練習すればいいのかな?

中井 論外です、論外!

 

というわけで、ダフり防止には普段からトップ目に打つ練習を。狙って打つと、意外とトップって打てないもんですよ。というわけで来週も目指せ、マスターズ!



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

運営会社 | プライバシーポリシー