僕のマグノリアレーン

2013.11.01

【第140回】
洋芝からでもナイスショット!

僕のマグノリアレーン

マスターズを目指してゴルフに夢中な日々を送るジャーナリスト・上杉隆とレッスン担当のプロゴルファー・中井学。今週からは、名コース西那須野CCに舞台を移し、じっくりレッスンしていきます!

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名匠のチャンピオンコースで
オーガスタの実践対策を開始!

中井 さて、今週からはしばらく栃木県の名コース「西那須野カントリー倶楽部」を舞台に、マスターズを目指すレッスンをしていきたいと思います。

上杉 最高ですね。西那須野といえば、名匠ロバート・ボーン・ヘギーによる、関東屈指の戦略的コース。コースがいい、景色がいい、千本松牧場の牛乳がおいしいと三拍子そろったコースです。あ、忘れてた、カレーもおいしいんですよね。しかし、なんでまた西那須野なんですか?

中井 まずひとつは見ての通りの戦略性の高さですよね。ティショットを真っすぐ打って、セカンドはピンに真っすぐ打てばいい、というコースではなく、ショットごとに頭を使わなければなりませんから、自然とマネジメント力が鍛えられます。

上杉 私もメディアカンパニーNO BORDERの代表として、マネジメント力が問われる毎日ですからね。そこは重要です。

中井 西那須野で鍛えられるのは、経営マネジメントではなく、ゴルフのコースマネジメントですけどね……。あとはなんといってもフェアウェイやラフが洋芝なのが大きいですよ。

上杉 たしかに。洋芝と和芝では、驚くほど違いますもんね。私も夏場は毎週のように北海道の洋芝のコースでプレーするので、よく分かります。

中井 洋芝の場合、たとえフェアウェイにある場合でもボールが沈むんですよ。しかも、粘りが強くクラブに絡みつくため、ちょっと手前をダフるだけでまったく飛ばなくなります。ボールに対して正確にコンタクトすることがより求められるんです。

上杉 その通りですね。現に、さっきから私はダフリを連発しています。

中井 上杉さんのスウィング、悪くないんです。実際、コーライ芝のコースだったらほとんどミスになっていないかもしれません。感覚的には、練習場のマット>コーライ芝のフェアウェイ>洋芝のフェアウェイの順に、ダフリのミスが顕著に表れます。だからこそ、実力を磨くのには最適なんです。

上杉 実力を磨くのも大切ですが、差し当たっては今日のスコアを磨き上げたいのですが……。

中井 そうですよね……。でしたら、特効薬がひとつあります。

上杉 是非聞かせてください。

洋芝の上からでもクリーンに打てる
魔法の方法とは……?

140アドレスのときボールの上にソールするだけで、クリーンに打てる!

中井 以前、フェアウェイバンカーからの打ち方の回で解説したように、ボールの“上”にソールすればいいんです。

上杉 中井プロ、ボールの上にソールしたら、クラブの重みで余計にボールが沈みます。

中井 あの~、実際にボールにクラブを乗せるわけではありません。ボールの真上にアイアンを浮かせて構えるんです。

上杉 あ、フェアウェイバンカーからクリーンに打つやり方と同じだ!

中井 やっと思い出していただけましたか。

上杉 あれ、魔法のようにクリーンに打てるんですよね。そうか、洋芝のコースでもあれと同じように打てばいいのか。

中井 フェアウェイバンカーからクリーンに打てる、洋芝のフェアウェイからクリーンに打てるというのは、どちらも同じアイアン名人の証拠ですからね。まずは洋芝からボールをクリーンに打つ快感を味わっていただきましょう。やることは、ボールの上にソールするだけ。

上杉 では、早速打ってみます(と、打つ)。おおっ! なんだこの感触。ボールを潰す心地よい感触が手に伝わってきたと思ったら、ボールと一緒に厚切りベーコンのようなターフが飛んでいきました。

中井 完璧ですね、今の一打。上手く打つと気持ち良くターフが飛んでいく。これも洋芝ならではの快感です。あ、取れたターフはキチンと元に戻してくださいね。

上杉 記念に持ち帰りたいところですが……了解しました。しかし、ボールの上に構えるだけで、なんでこんなに劇的に変わるんでしょう。

中井 クラブヘッドの最下点が前にズレるからですよ。ダフる=クラブヘッドの最下点がボールの手前に来るということ。ボールの上にソールすることで、最下点がボールの先になる確率が急激に上がり、結果的にボールの先のターフがとれるんです。しかも、「ダフリ量」も劇的に減ります。

上杉 なんですか? ダフリ量って。

中井 ダフるって言ったって、インパクトの瞬間にクラブがフェアウェイに突き刺さって抜けない、なんてことはないじゃないですか。いくら上杉さんでも。

上杉 どこか引っかかる言い方ですが、まあそうですね。

中井 ということは、上杉さんのダフり量は、わずか1センチ程度のものなんです。

上杉 ふふふ、わずか1センチしか打点がズレていないということですね?

中井 その1センチが大問題なんですけどね。さて、ボールの直径は4センチ強。その分だけソールを浮かせて構えるということは、「4センチ分ダフリが許される」のと同じことになるんです。これは大きいですよ。

上杉 ええっ、でも、それじゃあ逆にトップしちゃうじゃないですか。

中井 現にいま、ナイスショットを打ったじゃないですか。と、書いたところで字数オーバー。この続きは次週さらに詳しくお伝えしましょう! 上杉 もったいぶりますね~。仕方ない、千本松牧場の「飲むヨーグルト」でも飲みながら、気長に待つことにしましょう。

 

甘すぎず、すっぱすぎず、ごくごく飲める。千本松牧場の飲むヨーグルトは飲む価値あり。それはともかく、洋芝のフェアウェイはアイアンの精度を高めるにはもってこい! ということで来週も、目指せ、マスターズ!



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