僕のマグノリアレーン

2013.05.31

【第119回】
左にいかない「寅さんグリップ」

僕のマグノリアレーン

マスターズ出場を目標に、ゴルフに夢中な日々を送る元ジャーナリスト・上杉隆と、レッスン担当・中井学。中年ゴルファーふたりが夢見るゴルフレッスンドキュメント連載!

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「ゴルフダイジェストTV」では、
僕マグの動画が見られます!

上杉 苦節2年半! ついに、ついにこの日が来ましたね。

中井 来ましたね……長かった。

上杉 思えばこの連載が始まったのは東日本大震災が起こる前の2011年1月ですからね。当時の首相は菅直人さん。当時の「週刊ゴルフダイジェスト」の編集長は……。

中井 そんなマニアックな情報は必要ありません。しかし、ほんの2年半前なのに、なんだか大昔のことのように思えますね。

上杉 まったくです。なにしろ42歳だった私が45歳になりましたからね。

中井 それ、当然です。ともかく、ついにこの連載「僕マグ」が、GDアプリを飛び出して、ゴルフダイジェストのホームページに引越し、同時に「ゴルフダイジェストTV」での動画レッスンもはじまったんですよね。

上杉 ただ、引っ越しと言っても、従来通りアプリでも掲載され続けるんですよね。引っ越しというよりも、「別宅」を設けた、というカタチです。二重生活を開始したというか……。

中井 うーん、危ないですね。いずれにせよ、この連載を今週はじめて読むという人も多いかと思いますので、ちょっと連載の説明をしておきましょう。

上杉 そうですね。「僕のマグノリアレーン」は、私・ゴルフ作家の上杉隆が、中井学プロの指導の元、主に私ひとりの力でマスターズ出場を目指すという、大変夢のある連載です。

中井 一部ひっかかる部分もありますが、おおむねその通りです。2年半前、上杉さんのスウィングは、バックスウィングで伸び上がり、ダウンでは鋭角にクラブが下りて、チーピンやスライスという持病に悩まされていましたね。

上杉 記憶にありません。

中井 そうだったんです、とにかく。そこで、バックスウィングでは「しゃがむ」意識をもってもらい、ダウンでは腕の力を抜き、みぞおちの向きを左に向ける意識で、ボディのみのスウィングを実践してもらいました。

上杉 思い出した。その結果、230ヤードくらいだった飛距離が、平均250~260ヤードまで伸びたんですよね。

中井 都合のいいところは覚えている。実にゴルフ向きの性格です。

上杉 よく言われます。いずれにせよ、バックスウィングをイメージ的には従来の半分程度、力感は以前の半分以下。それくらいの意識にした結果、東京都アマ予選を通過するなど、結果もともなってきました。

中井 エンジョイゴルファーだった上杉さんがハンディを取得して正式にシングルとなり、アマチュア競技に定期的に参戦する……嘘から出たマコトじゃありませんが、「マスターズを目指す」という夢の入り口のドアのインターホンの前くらいまでは辿りつきました。

上杉 もう、夢を叶えたも同然ということですね?

中井 なにを聞いたらそういう結論になるんですか。それより今週もレッスンいきましょう。

引っかけのミスを防ぐには
ウィークグリップがいい!

119
タイガーもパッティングではウィークに握っている

上杉 先週、先々週とパッティングのレッスンでしたよね。

中井 ええ。「ゴルフダイジェストTV」の動画版「僕マグ」でも今後、紹介していくと思いますので、そちらもチェックしてもらいたいです。で、ここ2週、改めて上杉さんのパッティングを見てみると、やはり引っかけのミスが多いんですよ。

上杉 そうなんだよな~。とくにショートパットでは、カップの左に抜けるミスが多いんですよ。いったいなにが原因なんでしょう。

中井 ズバリ、グリップです。上杉さん、フックに握り過ぎなんですよ。

上杉 ええっ、グリップ? パットなのに?

中井 パットのグリップ、大事ですよ。上杉さんは、パットのときにフック気味に(左手をかぶせるように)握るクセがあるんです。こうやって握ると、インパクト前後で左手首が甲側に折れやすい。左手首が甲側に折れるとフェースは左を向いてしまう。結果、引っかけるわけです。

上杉 ふ~ん、じゃあ、どうやって握ればいいんですか。

中井 ウィークに握る。それだけです。

上杉 ウィークっていうことは、自分から見て左手のナックルが1つ見えるくらいですよね。

中井 ショットの場合、それで十分にウィークグリップと言えます。しかし、パットの場合もっと極端にウィークにする必要があります。

上杉 どれくらいウィークに握ればいいんでしょう?

中井 映画『男はつらいよ』で、渥美清さん演じる寅さんが、口上を述べるじゃないですか、毎回。

上杉 「わたくし、生まれも育ちも東京葛飾柴又です」ってやつですね。

中井 あのときに、相手に手のひらを見せるように差し出しますよね?

上杉 はい。

中井 あの感じです。

上杉 ん? 実際やってみると意外と違和感がないですね。よし、これを「寅さんグリップ」と名付けましょう。

中井 このように、グリップの「裏側」を握るようにすると、パットの場合、手首の動きがロックされます。そのため、インパクトゾーンでフェースが動きにくくなり、上杉さんのようにストローク自体に問題がない場合、ストレートに打ち出すことができるんです。最近では、タイガー・ウッズも大分ウィークに握るようになっていますよ。

上杉 タイガーといえば虎ですからね。「寅さんグリップ」を採用するのも無理からぬことです。

中井 ……とまあこんな感じでゆる~くやっておりますので、ウェブの読者のみなさま、お付き合いください!

 
どもどもーっ。上杉隆と中井学によるゴルフレッスンドキュメント連載、通称「僕マグ」と申します。以降お見知りおきを。今回は、パッティングは打ち方も大事だけどグリップも意外と大切だよ! というお話でした。そんな感じで来週も目指せ、マスターズ!



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