僕のマグノリアレーン

2013.05.09

【第116回】
スコアのうちわけ、考えてますか?

僕のマグノリアレーン

マスターズ出場という見果てぬ夢を追いかける男・上杉隆。それに付き合わされている男・中井学。ふたりのゴルファーによるレッスン連載、今週はゴールデンウィークのご報告から!

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GWに福島の難コースで、
"偉業"を達成した上杉だが……

中井 いや~、大成功でしたね、「キッズチャリティゴルフinいわき」。読者のみなさんに、どんなイベントだったか改めてご説明いただいてよろしいでしょうか。

上杉 去る5月6日にVOICE of FUKUSHIMA主催により、セベ・バレステロスGC泉コースで開催された、チャリティゴルフイベントです。約50名のチャリティコンペ参加者、8名の無料キッズレッスン参加者が集まり、実に盛会でした。ただゴルフをするだけでなく、参加費を寄附し、子どもには無料でゴルフに触れてもらい、佐藤栄佐久元福島県知事や、堀江貴文元ライブドア社長、タケ小山プロらに参加をいただき、福島のゴルフ文化の継承と発展を議論する、「福島ゴルフサミット(仮称)」も開催しました。主催者のひとりとして、意義のあるイベントになったと自負しています。

中井 あら、いつになくマジメですね。

上杉 私はいつだってマジメです。そういえば当日、中井プロの姿が見えなかった気がするんですけど……。

中井 僕はその日、どうしても外せない仕事があったんです。BS11で日曜日の夜11時から放映している「中井学のゴルフ新理論」の収録がありまして……。

上杉 言いわけと同時にさりげなく宣伝までするとは、恐ろしい男ですね。ともあれ、賞品のご協賛ありがとうございました。

中井 とんでもございません。

上杉 ところで中井プロ。チャリティコンペ前日、前乗りして小名浜オーシャンGCでプレーしてきたんですよ。

中井 ああ、あのシーサイドの。景色がキレイで有名ですよね。

上杉 景色の美しさはあの川奈ホテルGCに匹敵すると言っても過言ではありません。ただ、海沿いだけにコースが狭くて、なおかつトリッキー。なかなかの難コースなんですよ。

中井 なるほど。

上杉 つまり、あのコースで好スコアを出したら真の実力者と呼べる。そういったコースなわけです。ゴルフの総合力、ゴルファーの人間力が問われるっていうか。

中井 異常に前置きが長いですね。で、スコアはどうだったんですか?

上杉 それ、聞いちゃう? 「78」です。ははははは。いや~、ショットが曲がらなかった。なんと! 全ホールでパーオンという奇跡的な偉業も達成したんですよ。

中井 ……ひどいですね。

上杉 ななな、なにっ! 難コースでパーオン率100%を叩き出し、スコアを70台にまとめたのに「ひどい」とはなんですか。ひどいのは中井プロのほうだっ。

スコアをショットとパットに分けて
分析すると課題が見えてくる!

116全てのホールでパーオンしながら「78」だった上杉。課題は明白!

中井 全ホールパーオンしたならば、ショット数は「36」ですよね。

上杉 当然です。

中井 なのに、スコアは「78」。てことは、パット数「42」じゃないですか。全ホール2パットでも1ラウンドのパット数は「36」。それが42パットとは、上杉さんのレベルでは、相当ひどい数字です。

上杉 ぐぬぬ、たしかに。実は4パットを2回、3パットも4~5回してしまいました。

中井 あ~、もったいない。全ホールパーオンならば、本来はアンダーパーで回るチャンスですよ。ベストスコアを更新するチャンスまであったのに……。

上杉 ちょっと、今から小名浜オーシャンに行ってきます。

中井 時すでに遅しです。先日、松山英樹くんがつるやオープンで18アンダーのスコアで優勝しましたが、4日間の平均パット数は28パットちょうど。対して、ショット数は平均38.5。平均スコアは66.5です。

上杉 なんと! 一日平均4.5アンダーで回った松山プロより、先日の私のほうがショット数は少ないじゃないですか。

中井 その通り。ところが、パット数はなんと15打も悪い。これじゃもう……。

上杉 しかし、このようにしてショット数とパット数を分割して考えると自分の問題点が浮き彫りになりますね。たとえ私のような完璧なゴルファーであったとしても……。

中井 本当にそうです。私も長くゴルフと共に生きてきましたが、42パットも叩いて70台で上がってくるゴルファーには初めて会いました。

上杉 えへへ。

中井 照れるところじゃないです。でも本当にそうですよ。たとえばスコア「100」の人がいるとします。100は単なる数字ですが、そのゴルファーはラウンド中に100回なんらかの決断(マネジメント)を下し、100回それを実行(ストローク)しているわけです。そのうちのいくつのマネジメントが間違いだったのか、そのうちのいくつのストロークがミスとなってしまったのか。そこを分析することは極めて大事です。

上杉 うーん、たしかに。私の場合、どう考えてもパットに問題があったわけですもんね。

中井 そうそう。「78」のスコアが出たから次はパープレーを目指すぞ! と、必死にショットを練習しても、今回の上杉さんの例でいえばあまり意味がない。それよりはパットの練習に時間を割くべきですよね。それも、ロングパットの距離感が合わなかったのか、ショートパットが決め切れなかったのか、あるいはラインとタッチがつくれていなかったのか。そこを見極めて練習すれば、いい結果が得られるはずです。

上杉 小名浜オーシャンで42パットだと、オーガスタでは50パットを打つ危険性がありますからね。がんばります。

中井 よし、じゃあ来週からは本格的なパットレッスンを再開させましょう!

 
平均パット数を30くらいに抑えられれば、スコアは劇的に良くなる。と、分かっていてもなかなか難しいですよね。というわけで来週からは、平均パット数を劇的に下げるシリーズ、スタートです!



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