僕のマグノリアレーン

2013.04.18

【第113回】
マスターズ大反省会! 勝ったのは上杉か? 中井か!

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「マスターズを目指す!」と宣言して現在は地道にアマチュア競技に挑戦中の元ジャーナリスト・上杉隆。今週は、盟友・中井学とともに終わったばかりのマスターズを振り返ります。

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オーストラリア勢の初優勝で
幕を閉じた今年のマスターズ!

113プレーオフを制したアダム・スコットが悲願のメジャー制覇を果たした!

上杉 (ポカーン)

中井 どうしたんですか上杉さん。ポカーンとしちゃって。

上杉 どうしたもこうしたもありません。マスターズの感動の余韻に時差ボケがあいまって、一種の虚脱状態になっているのです。

中井 マスターズ取材から帰国した足で、深夜から早朝までぶっ続けのニコニコ生放送『マスターズ実況中継』で司会を務めたんですもんね。おつかれさまでした。

上杉 マスターズ取材の成果は、今週の「週刊ゴルフダイジェスト」にまとめましたので、ぜひご一読を。以上、宣伝おわり。

中井 あれはお世辞抜きで良い記事だと思いました。読者のみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。いや~、それにしても素晴らしいマスターズでしたね。長くマスターズを観ていますが、今年はその中でも心に残る試合でした。

上杉 最終日18番でアダム・スコットが長いバーディパットを沈めて単独トップに立ち、これでオーストラリア勢悲願のマスターズ初制覇が決まったかと思ったら、カブレラがセカンドショットをピタリと寄せてプレーオフ突入……わずか2ホールではありましたが、プレーオフの戦いも圧巻でした。

中井 プレーオフ2ホール目、アダムが沈めていなかったら、勝敗の行方はわかりませんでした。敗れたとはいえ、カブレラのプレーも見事でしたね。

上杉 オーストリア大陸から初のマスターズチャンピオンが生まれ、アフリカ大陸は南ア勢、南米はカブレラ、北米およびヨーロッパは何勝もしていますから、あと残っているのは……。

中井 ユーラシア大陸の東側、アジアでしょうね。

上杉 ふふふ、中井プロ、南極大陸を忘れていませんか?

中井 南極でゴルフができるようになったら、地球規模ではゴルフどころじゃありません。

上杉 たしかに。さて、ジョージア州オーガスタでの戦いとは別に、我々にはもうひとつの戦いがあったわけですが……。

中井 毎年恒例、予想対決ですね。上杉さんは、タイガーに、マクロイという予想でした。

上杉 タイガーは5アンダーフィニッシュ。3日目の15番で旗竿に当たって池に落ち、その後の処置を誤って2ペナを課されてトリにしてしまいましたが、あのホールは本来バーディで上がれたはずのホール。トリとバーディでは4打の違いがありますから、実質タイガーのスコアは9アンダーで優勝スコアと同じです。つまり、私の予想は事実上“的中”と言っていいですね?

中井 いいわけないでしょそんなもん。しかし、あのタイガーの「ルールミス」は物議をかもしましたね。

"大本命"のタイガー・ウッズは
ルールミスで涙を飲んだ……。

上杉 日本ではタイガー擁護論が多かったですが、米国ではタイガーは失格とするべきだという意見が多かった気がします。

中井 視聴者等の指摘により判明したルールの間違いによる過少申告は失格とはしないというローカルルールがあるわけですから、あのケースで失格はありえないと僕は思います。

上杉 ゴルフのルールは「自分に厳しく」が原則ですが……。

中井 それは違うんですよ。よく、カート道に止まったボールをどこにドロップすればいいか判断できないケースで、「自分に不利なほうにドロップすれば問題ないだろう」と考える人がいます。その姿勢は素晴らしい。しかし、ルールはルール。その処置が違ったら、その紳士的な行為の結果もたらされるのは「誤所からのプレー」の2打罰です。つまり、「自分に厳しく」ではなく、粛々と、かつ正確にルールに従う、それだけが正解なのです。

上杉 なるほどな~。ところで、中井プロは誰を予想していたんでしたっけ?

中井 僕もタイガー。さらにはローズ、ウエストウッド。あと、「ピンのプレーヤー」と申し上げました。カブレラはピンのプレーヤー。というわけで、僕は“ほぼ正解”と言っていいと思います。

上杉 男らしくないですね~。まあ、今年は引き分けです。あと、キャディにも注目が集まりましたよね。アダムのキャディを務めたのはタイガーの元キャディとして知られる百戦錬磨のスーパーキャディ、スティーブ・ウイリアムス。対して、カブレラは息子をキャディとして起用していました。

中井 スティーブはまさにプロと言える仕事をしましたね。デビュー当時「ホワイト・タイガー」と呼ばれた彼が、タイガーの元キャディとコンビを組んでメジャーに勝つ。ひとつの時代の大きな流れを感じます。そして、それとはまったく異なる意味で素晴らしかったのが、カブレラ親子です。

上杉 どういうことでしょう。

中井 おそらく、カブレラはマスターズの舞台で、息子を「教育」していたのではないかと思うんです。一打一打にオヤジの威厳を乗せて、自分の生き様を息子に見せていた。だからこそ、カブレラはプレーオフにおいて最高のプレーができたのではないかと思うんです。スティーブとカブレラの息子、その在り方は違えど、どちらも最高の仕事をした“最強のふたり”だったと思います。

上杉 ……決めましたよ。

中井 なにをですか?

上杉 目前(4月18日)に迫った関東アマ予選、キャディとしてスティーブにオファーしてみます。

中井 ツッコミどころは山ほどありますが、そもそも関東アマ予選は帯同キャディは認められていません。

上杉 ええっ、そうなの?

中井 そうです。

上杉 仕方がない、それでは私がマスターズに出場する日まで、楽しみに残しておきましょう……ふふふんふんふんふふふんふんふんふんふふーーん(マスターズのテレビ中継のオープニングテーマを鼻歌で歌う)。

中井 ……突然、どうしたんですか、上杉さん。

上杉 いつか出場するマスターズに向けて、イメージを高めているんですよ。大人の事情により歌詞を掲載することができないので、鼻歌で済ませているのです。

中井 なんというか、いじましいっ。

 
読者の皆様におかれましても、先週は寝不足に苦しめられたことでしょう。とくに最終日の終盤からプレーオフにかけての流れは圧巻でしたね~。というわけで、来週から「僕マグ」は通常営業に戻ります。そういえば上杉隆の東京都アマ決勝はどうなったんだっけ? いろいろあるけどとにかく目指せ、マスターズ!



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