僕のマグノリアレーン

2015.01.30

【第190回】
最終回「僕マグ」総括!

僕のマグノリアレーン

マスターズを目指してゴルフに夢中な日々を送るジャーナリスト・上杉隆とレッスン担当のプロゴルファー・中井学。4年間続いた「僕マグ」は、今週で最終回。今回は、上杉氏ナビゲートによる“総括”をお送りします!

覚えてますか?「バックスウィングでしゃがむ」や
「ヒンジ&ホールド」

上杉 ついにきてしまいましたね、最終回が。

中井 そうですね~、気が付けば連載も丸4年。よくぞ続いたものです。というわけで、今回は上杉さんの卒業スペシャルとして、私が解説するのではなく、上杉さん自身にスウィングを解説してもらいたいと思います。

上杉 ふふふ、本来は企業秘密ですが、特別にお教えしましょう。すべてを伝えることはできませんから、とくに重要なポイントを、3つほど披露しましょう。

中井 なんか不安だけど、どうぞ。

上杉 まずはバックスウィングです。私は切り返し以降クラブがアウトサイドから下りてくるのが悩みでした。なんとかインサイドから下ろそうと、一生懸命インサイドにクラブを上げていましたが、これは間違い。むしろ、アウトサイドに上げたほうがインサイドからクラブを下ろしやすくなります。ただ、そこにはポイントがあるんですね~。

中井 ほほう。なんでしょう。

上杉 左腕のローテーションを積極的に行っていくことですよ。よく、「バックスウィングでは左わきを締めろ」なんていいますが、意識してわきを締めても意味がありません。肩甲骨を動かすようなイメージで左腕をローテーションさせると、自然に左わきが締まるんです。このとき、クラブを思い切ってアウトサイドに上げるイメージを持つと、結果的に左わきの締まった、インサイドから下ろしやすいトップが作られます。ちなみに、左腕をローテーションさせる以外、腕はまったく動かさないので、トップは自ずとコンパクトになります。このとき、伸び上がってしまうと前傾角度が崩れ、スウィングが安定しなくなるので、右のお尻を椅子に座るように沈み込ませるイメージがあるといいんじゃないでしょうか。

中井 「バックスウィングでしゃがむ」。この連載のごく初期でお伝えした内容ですね。

上杉 さて、ダウンで、4年前の私はアーリーリリースになっていました。アーリーリリースだと、減速した状態でインパクトを迎えるため、飛ばないんですよね。でも、これは染み付いたクセで、なかなか治らなかった。そこで中井プロに言われたのが、「グリップエンドをボールにブツけてください」ということ。ダフリそうだし、右にすっぽ抜けそうですが、これがいい。イメージ的には、グリップエンドを真下に落とし、セルヒオ・ガルシアのように手を低い位置にもってくる。このとき、手首はバックスウィングで作られた角度をキープするといいんですよね。

中井 「ヒンジ&ホールド」ですね。

上杉 手打ちにならず、カラダでクラブをコントロールしている限り、遠心力によってヘッドがインパクト寸前、ギリギリのタイミングでリリースされ、むしろボールはつかまり、強い球が打てるようになります。

中井 はい。

上杉 そしてもちろん、キホンとなるのはカラダを右に向けて左に向けるだけのシンプルなボディスウィング。うまくイメージできない人は、お尻を壁につけた状態でシャドースウィングをするといいですね。いつかの冬の日に西武園ゴルフ場で教わったドリルなんですが、バックスウィングでは右のお尻、ダウンスウィングでは左のお尻が壁についた状態をキープしたまま振るんです。これをやると、「カラダで打つ」とはどんな感覚か、分かると思いますね……まあ、ざっとこんな感じかな。

どんな人でもスウィングの仕組みや
正しい理論を学べば必ず上達!

上杉隆
[写真]いつかは出るぞ、マスターズ! テレビで見てね~(笑)。

中井 (涙)。

上杉 なんで泣いてるんですか、中井プロ。

中井 上杉さん……いくら言っても右から左で僕の話なんてちっとも聞いてくれてないと思っていたけれど、ちゃんと聞いていてくれたんですね(泣)!

上杉 なんか、微妙に失礼なことを言われている気がするんですけど……。

中井 気のせいです。いやはや、それにしても上杉さんの説明に付け足すことはありません。読者のみなさん、コーチの私が言うんだから間違いありませんが、上杉さんはこの4年間で練習場に10回くらいしか足を運んでいません。それでいながら、飛距離は50ヤード伸び、平均スコアは80台後半から70台後半へと、10打近く良くなっています。スウィングの仕組みや、正しいやり方を学ぶことは、それだけ大事なことなんです。

上杉 異議あり!

中井 なんでしょう。

上杉 自慢じゃありませんが、私は10回も練習場に行っていません。この連載の取材をいれても、せいぜい5~6回でしょう。

中井 まったくもって威張ることではありません。むしろ恥ずべきです。

上杉 ああ~、マジメに練習しておけば、いまごろスクラッチプレーヤーになれていたかも……。

中井 自業自得です。いやはや、それにしても上杉さんがマスターズに出場することはできませんでしたが……ここまで上杉さん、ならびに読者のみなさんの力になれたことは、僕の誇りです。4年間ありがとうございました。

上杉 ちょっと待ったーっ! なに勝手にシメてるんですかっ。

中井 なっ、なんですか?

上杉 まだマスターズに出場できないと決まったわけではありません。ゴルファーであり続ける限り、私は狙いますよ……あの場所を。

中井 そうですね、そういう意味では僕もプロゴルファー。目指しちゃダメってことはない。

上杉 じゃあ、お互いに頑張りますか!

中井 そうですね、いつの日か、僕たちのマグノリアレーンをくぐる日を夢見て。

上杉&中井 目指せ、マスターズ!

 

<4年間のご愛読、ありがとうございました>



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